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マインドフルネス8週間プログラム受講者の声

8週間プログラムを受講して2年半になります。

その間、本当にたくさんの変化がありましたが、中でも大きな変化を、3つの項目に分けて書いてみたいと思います。

まず1つめは「身体感覚」についてです。

 

13 歳からダンスを続けており、身体感覚についてはある程度「わかっているつもり」だったのですが、受講してまず気づいたのが「その経験が活かされていない」ことでした。

 

具体的に「部分は感じているが繋がっていない」「踊っている時以外、日常には活きていない」「ダンサーとして、隅々まで身体を使っているつもりが、実はそうではない」などさまざまありましたが、ボディスキャンを日常へ拡大していくうち、身体感覚の「捉え方」そのものが変わっていきました。

身体の「芯」が掴めるようになって、長時間同じ姿勢でいることがラクになり、歩き方が改善されました。また身体のクセや緊張に気づくことで、凝りや痛みの改善も早くなり、以前は鎮痛剤を使うこともあったのですが、今は「知らないうちに」痛みが引くようになっています。

 

「芯」を捉え「部分」だった身体感覚を「繋がり」として感じることで、「地に足をつける」の本来の意味を体感したように思います。

 

同時に「身体が安定すると心もついてくる」ことを体感し、ずいぶん生きやすくなりました。

 

今、ダンサー時代より純粋に踊ることが楽しいです。パフォーマンス時のマインドトークから解放された分、自由に表現できているのだと思います。

 

生徒さん、特に初めて踊る方や、苦手意識がある方に「こんなに楽しいと思わなかった」というお声をいただくことが増えたのも、何より嬉しい変化です。

2つめは「こころ」についてです。

「頭ではわかっているのに、できない」ことが多く、長年の悩みでもありましたが、それがようやく解消されたことが、マインドフルネスを始めた中でも一番の収穫です。

 

人間関係で何度も同じところでつまずいていた問題も、マインドトークの洞察でやっと根本原因に辿り着き、本当にラクになりました。

 

とにかく、感情を引きずらなくなったと思います。

 

一日経って「あ、そういえば」と思い出すなど、すっかり忘れている自分に驚いたりします。

 

これまでは容易に受け容れられなかったようなことを、すんなり受け容れられるようになっていたり、気になっていたことが全く気にならなくなっていたり。

 

これまでと「反応」自体が変わって来ているのを感じています。

 

具体的な行動の変化としては、仕事でも家事でも、同じ時間でこなせる量が増えています。苦手意識があり、できなかったこともストレスなくできるようになっているようで、そのゆるやかな変化に自分では気づかず、周囲の人に言われて気づくこともあります。

 

笑顔を褒められることが多くなり、お店の店員さんや、すれ違う人から、以前は感じられなかった優しさや親しみを感じるように

なったことも、嬉しい変化です。

 

3つめの大きな変化は、「満ち足りた感覚」や「感謝の気持ち」が自然と湧いてくることです。

 

初めてその感覚が湧いた時、「感謝」や「幸せ」に対するこれまでの「捉え方」が全く見当違いだったことや、なぜ感じられなかったのかのナゾが、一瞬にして解けたように思いました。

 

特別な何かがあるわけではない、変わらない日々の中、ただ食べる、歩く、拭く、洗うといった、日常の行為で心が整い、満ち足りた気持ちになることに、「こんな幸せなことがあるだろうか」と、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

 

そこに戻ればいつでも安らぎを取り戻せる、そんな居場所がある感覚は「何かあっても、まぁ何とかなるだろう」という「根拠のない自信」に繋がっているように思います。

 

マインドフルネスは、生き方次第で、人生が新鮮な驚きや発見に満ちたものになることに気づかせてくれました。

 

「見ていたが見えてなかった」「気づいてなかったと気づいた」など、これまでの世界観がひっくり返るような体験が、楽しみや喜びになっています。

 

とはいえ、まだまだ知らないことやできないことばかりで、課題も山積みです。

 

今後もこのマインドフルネス生活を、ただ継続し精進していきたいと、想いを新たにしております。

中栖 久美子

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